必要最小限

それがいったいなにか?

と言われそうですが、

この言葉は公務員が最も好きな?よく使う言葉です。

もしあなたが役所に何か経費のかかること(信号機をつけるなど)をお願いに行ったとします。

そこで対応する公務員はまず「予算がない」ってことで取り合ってはくれないでしょう。
まー当然といえば当然なんですよね。

これは、行政という組織が予算ありきで進んでいるため、
年度(4月1日〜翌年3月31日まで)当初に組んでいた予算があるわけです。

なので、その年度途中に経費がかかる案件が入ってきても
そうそう実行できないわけですね。

ここで活躍するのが議員さんです。

役所で断られたあなたは、なんとか自分(達)がしてほしいことをやってもらおうと考え、
議員さんにお願いに行きます。

「役所にお願いに行ったのに、けんもほろろに断られた。」というと、
支援者からの依頼は断れないのが議員です。

「よし、俺にまかしておけ!」と意気揚々と役所の担当部署に乗り込んでいきます。

そこで議員さんは「こんなことがあったんだけど、なんとかならんのかい!」なんてことを
いって、なんとかしてくれという話をします。

そうなると、議員さんにはちょ〜〜〜〜弱い公務員の皆さんは、
あれよこれよとなんとか出来る方法を考えたりするわけです。

どうしても無理なときは、優秀な!?頭をつかって、
議員への言い訳を考えたりするわけですね〜。

なので、役所にやってほしいことがあるときは、
議員さんが知り合いにいるととても役に立ちます。

あと有効な方法は、最近、どこの市や県でも用意している
市長、知事への直接メールです。
これは、市長が直接読むものや担当部署が対応するものがあります。

そんなメールの多くは、市長や知事は直接読んでいる可能性が高いです。
というのも、市長や知事あてに直接メールを送れる状態にしているのに、
実際に読まないで、担当部署が対応してたら、
次の選挙では落選してしまうことになりかねませんからね。

ということなので、役所にお願いをするときは、あらゆる手段を活用したほうがいいですね。


で、なにが「必要最小限」かというと、
公務員のすべてがです。

当然のことながら、印刷物は、ミスプリントなどを集めて裏面を活用したり、
昼休憩には電気を消したり、筆記用具は必要以上に使わないだとか、
普段の業務から何から何まで「必要最小限の範囲」でやってます。

ただ、それが実際に実践されているかどうかは別として、
そうしているという思いで自己満足しちゃっています。
(すべてが全てそうではないですが)

とにかく公務員は「必要最小限」が大好きです。

予算を組むときも、「必要最小限」の最小限ってのが論点で、
それがどのような効果がもたらされるかってのは二の次です。

やらなければならないことは最小の規模でってことですね。

都道府県が重要だと考えているのは、
事業をすることで何が生み出せるかではなく、
「やらなければならないことをどれだけ抑えられるか」です。

国の場合は、票のためのバラマキ政策もありますけど、
都道府県の場合はそんなことできませんからね。

そんなことで景気が回復するかは、甚(はなは)だ疑問です。
何しろ、その事業がお金を生み出すものってほぼ皆無に近いですからね。

一般の会社にとっても「最小限の投資で最大限の利益」が理想ですからね。
ただ、投資という観点で考えるのであれば、必要最小限ってのはどうかとおもいます。

ただ、公務員にとって「必要最小限」というのは聞こえがいいんですね。

公務員だけじゃなく、家庭でも節約のためにはなんとなく
「必要最小限」ってのがいいように感じてしまいませんか?

でも、必要最大限に力を入れたほうが、
不必要なものが最小限に抑えられるのが現実です。

なので、これからは「必要最大限」で考えてみると、
ちょっとは自分の意識が変わるきっかけになるかもしれませんよ。